マインドは、全ての判断、決定、行動の元となる、ビジネスの土台です。
マインドさえ整っていれば、あとは成功するまで行動するのみと言えるほどに重要です。
実際に起業する、しないは別として、実現したい夢がある人や、人間として成長したい人にとって、
成功するために重要なマインドとなりますので、自分の現状を見つめなおし、改善のきっかけにして頂ければと思います。
目次
起業をして、順調にサービスや物が売れるとよいですが、実際には多くの困難に直面することでしょう。
集客が上手く行かない、一緒に働く仲間が満足な成果を上げられないなど、悩むことはたくさんありますが、
そういったときに、「全て自分の責任だと考えること」、言い換えれば、「人のせいにしない」ことが肝心です。
集客が上手く行かないのであれば、お客様のせいにするのではなく、なぜお客様が来ないのか、どこを変えれば興味を持ってもらえるのか、ライバルはなぜ上手く行っているのかを考える。
仲間が満足な成果を上げられない場合でも、「仲間の頑張りが足りない」と愚痴をこぼすのではなく、不満をヒアリングする、マニュアルを充実させる、成果を上げやすい仕組みや環境を作るなど、対策を打つ。
このように、現状抱えている課題について、原因を自分以外の誰かに探すのではなく、自分自身の責任だと捉え、ひとつひとつ改善していくことが、何よりも重要です。
冷静に自己分析を行い、よりよくしていくことが、起業を成功させる上では必須と言えます。
多くの成功者に共通して言えるのが、「失敗」に対する捉え方が他とは一線を画しているという点です。
発明王エジソンの名言に、「私は失敗したことがない。上手く行かない1万通りの方法を発見しただけだ。」というものがありますが、成功者はまさにこのマインドを持っています。
メディアなどでよく見かける華やかな成功者たちも、多くの失敗した過去を持っているというのは、よくあることです。
かの有名な故スティーブ・ジョブズ氏も、「iPhone」を始め多くの世界的ヒット商品を生み出し、世界にAppleの名を知らしめた裏側で、「Apple Lisa」、「iPod Photo」など、ほとんど売れず、いつの間にか忘れ去られてしまった商品も少なくありません。
しかし、彼の人生は「失敗」だったのでしょうか?
そうではありません。社会に変革をもたらし、死後も頻繁にその名を目にする彼は、
非常に大きな成功を収めたと言えるでしょう。
他の多くの成功者も、時代や状況は違えど、多くの失敗の元に大成功を収めています。
堀江貴文氏は、「失敗しても命まで失うことはない」と言っていますが、これは本当にその通り。生きている限りは、また次の手を打てばいいのです。
失敗を恐れすぎず、仮に失敗してしまっても、ただ落ち込むのではなく、なぜ失敗したのか、どこを改善すれば上手く行きそうかを分析し、次に生かしていく姿勢こそが、成功を手繰り寄せる鍵となります。
そもそも、起業において、「失敗」や「成功」って何なのでしょうか。
起業に失敗したと思われている方も、見方によっては「まだ成功していないだけ」と言い換えることができるのではないでしょうか。
成功する起業家が、そうでない人たちと比較して飛び抜けているのが「行動力」です。
できることは、まずやってみる。広告を打ってみる、SNSを始めてみる、セミナーに参加してスキルを身につける。
10個やってみて、9個は上手く行かない。そんなこともあるでしょう。しかし、1個が上手く行くかもしれませんし、「上手く行かない方法」を学ぶことにより、成功が近づくかもしれません。
行動することによって、状況は大きく変わります。
何もせず、現状維持ではいつまで経っても結果は出ません。
起業をする上で、自分なりの「理念」や「ビジョン」はありますか?
自分はどうして起業をするのか、このビジネスによってどのような社会の課題を解消できるのか、このビジネスによって何を成し遂げたいのかというビジョンは、起業をする上で非常に重要です。
目先の利益にとらわれ、持っていたはずの理念やビジョンを蔑ろにしてしまうと、徐々に事業の方向性がぶれてしまい、何がしたかったのかも忘れてしまうでしょう。こうなってしまうと、長く経営していくことはもはや困難です。
初心忘れるべからず。ビジョンに向かって前進できているのか、常に自分に対して問い続け、ぶれない起業家を目指しましょう。
分野に関わらず、起業に成功した人に話を聞くことは非常に大切です。
ビジネスに「正解」はありませんが、だからこそ既に成功した人の体験談を聞くことによって、自分と照らし合わせたり、よりよい手法を取り入れたりすることができます。
失敗談も聞けると理想的です。
他の人がつまずいたことを知っておくことで、自分が同じ失敗をするリスクを避け、成功に向かって最適な行動を取ることができます。
また、自分のビジネスのターゲットとなる人(お客様)に話を聞くことも、非常に重要です。
お客様がいないとビジネスが成り立たない以上、お客様がどう思っているかは、最も大事です。
自分がどれだけ良い商品やサービスを提供していると思っていても、お客様には響いていないかもしれません。
耳が痛いこともあるかもしれませんが、お客様の意見を取り込み、サービスをよりよくしていくことが、成功への道のりです。
絶対に成功させたい大切な事業であるからこそ、客観的な視点を取り入れ、愚直に改善していきましょう。
ビジネスが成功する確率を上げるためには、「小さく始める」ことを徹底しましょう。
起業するからには、大きな成功を収めて、たくさんお金を稼ぎたいと思うのは当然です。
実際に起業家は、上手くいけば一般的な会社員とは比べ物にならないほどの大金を得られる職業であるのは事実ですし、先述の通り、ビジョンを持って起業することは大切です。
ですが、早く夢を叶えたい、早くお金持ちになりたいと言った私欲が出てしまい、考えもなしにお金を注ぎ込んでしまうと、失敗するリスクが上がるだけでなく、気がついた時には取り返しのつかない事態になっているということもあり得ます。
事業を軌道に乗せる確率を上げるためには、無駄な出費は抑えて、勝てる見込みがあるときに効果的に資金を使う必要があります。
良いものができたと思っても、いきなり大量に作るのではなく、エリアや店舗を絞って限定的に販売してみる(テストマーケティング)。
お店を作りたいなら、機器を新品で揃えるのではなく、中古やレンタルのものを使ってみる。
効果があるかわらかない広告等にお金をつぎ込む前に、SNSを活用してみる。
このように出費を抑えながらたくさん試行することで、成功へと近づくことができるでしょう。インターネットの発展により、少ない資金で始めることができる、スモールビジネスも格段に増えています。限りある資金を大切に使いましょう。
起業をして成功するためには、社会の情勢や流れを掴み、自分で判断して行動していかなければなりません。
積極的に大量の情報に触れ、常識や固定観念にとらわれず、自分の考えを持ち、事業に還元していきましょう。
成功している起業家と呼ばれる人々は、総じてこの情報を取り入れ、判断する能力が高いと言えます。
普通の人が気に留めないような些細なニュースや、一見ビジネスに関係のなさそうな話にもアンテナを張り、常にチャンスを探っている人々がいます。
情報を得る方法は、テレビ、インターネット、書籍、知人など、たくさんあります。
日常生活においても、得られる情報は全て取り入れ、それについて考えていくことで、起業家としてのレベルが上がっていくことでしょう。
起業家は、他の人がやらないことにもチャレンジします。一度起業をすれば、毎日が「直面したことのない困難」の連続かもしれません。成功させたいという思いが強いからこそ、問題があるたびに神経をすり減らしますし、自分の商品や自分への自信も失ってしまいそうになる事もあるでしょう。
しかし、これらの困難を乗り越えてきた人たちが、成功者と呼ばれる人たちです。
ここで耐えきれずに脱落してしまった人が、成功できなかった人たちです。
誰もが通る道なのです。
だからこそ、ネガティブな面ばかり見ずに、ポジティブに捉えましょう。
ビジネスという予想できないような試練を乗り越えた時、大きな成果を得ていることでしょう。
聞いたことも考えたこともない課題をひとつひとつ解消していくことを楽しみましょう。
これから起業することを考えている人や、起業して間もない方に対して大事なマインドを紹介させていただきました。
当たり前のことばかりのように感じるかもしれませんが、成功する人々は共通してこれらのマインドを持っていることは、紛れもない事実です。
マインドは、ビジネスの土台です。これらのマインドを理解できれば、あとは成功するまで進み続けるのみです。
夢の実現に向けて、何度も読み返してみてください。
ビジネスの土台となるマインドがきっと将来の成功のお役に立てることでしょう。